円形脱毛症とテストステロンには関係性があるの?

「円形脱毛症とテストステロンには関係性があるの?」という疑問を抱えている方はいます。

テストステロンとは男性ホルモンの一種で、下記のような働きを持っているのが特徴です。


・睾丸で作られて骨や筋肉を逞しく成長させる

・メタボリックシンドロームを予防する

・脳の働きを高めたりやる気をアップさせたりする

・男性性器の発達が促進する

・デリケートな部分の毛が生えて大人に近付く

・思春期を越えて声変わりが起こる


上記のようにテストステロンは男性にとって欠かせないホルモンですが、同時に薄毛の原因だと考えられています。

「テストステロンが頭皮に存在する」⇒「酵素の5αリダクターゼとくっ付く」⇒「DHT(ジヒドロテストステロン)が産生される」⇒「アンドロゲン受容体と結合して細胞の核内に入る」⇒「毛母細胞を攻撃して抜け毛が起こる」というメカニズムです。

このような流れで発症する薄毛の症状をAGA(男性型脱毛症)と呼び、中高年の男性ならば一度は耳にしたことがあるかもしれません。

しかし、テストステロンやDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関わっているのはあくまでもAGAによる薄毛で、円形脱毛症とは特に関係性はないのです。

テストステロンが引き金となって円形脱毛症を発症し、頭皮の一部分に脱毛斑が形成されるわけではなく、精神的なストレスによる自己免疫疾患が関係しています。

AGAと円形脱毛症は原因が大きく異なるため、以下のようにAGAの治療で使われる医薬品は効き目がないのです。


・プロペシア

・フィンペシア

・フィナロ

・エフペシア

・ファイザー


このような内服薬の中には酵素の5αリダクターゼを抑えるフィナステリドが含まれており、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変わるのを防いでくれます。

しかし、上記でもご説明したように円形脱毛症とは原因が異なるので、毎日服用していても治療には繋がらないのです。

そのため、円形脱毛症の治療を考えているのならば、医療機関を受診してステロイド剤といった専用の医薬品を使用しなければなりません。

薬物療法だけではなく鍼灸治療や局所免疫療法、紫外線療法や直線偏光近赤外線照射療法といった方法も実施されており、専門医が個人の症状や体質を診て決める形となります。

軽度の症状ならば自然治癒は十分に可能でも、進行すれば難しいので病院での正しい治療が必須です。

テストステロンとDHTが引き金となるAGAとは大きく異なるので、円形脱毛症に詳しい名医の下で治療を受けてみてください。