人間の体に備わっている免疫

人間の体には、外からの異物を取り除くために、様々な免疫が備わっています。

免疫とは、病気にかかった時にその病原体を排除しようとする働きです。

この免疫によって人間は体調を整えることができます。

正常な場合は、異質な病原体のみを攻撃するようにできています。


自己免疫疾患による円形脱毛症

円形脱毛症は、自己免疫疾患が原因であると言われています。

自己免疫疾患とは、簡単に説明すると免疫機能の異常です。

自己免疫疾患は、自分の体の中にあるものを異質な病原体と勘違いしてしまい、長い期間攻撃し続ける状態を指します。

円形脱毛症の場合は、リンパ球の異常によって起こります。

正常な方のリンパ球は、炎症を抑えようと働きますが、円形脱毛症の方はリンパ球が毛根に集まってきてしまうのです。

そして、毛根を間違って攻撃することで、髪の毛が抜け落ちてしまいます。

体内にある免疫機能は非常に強いものなので、それが正常な体に向けられることで、ダメージを負ってしまうのです。

そもそも髪の毛はデリケートな部分ですので、余計に被害を受けやすくなっているのです。


自己免疫疾患とアトピー性皮膚炎

自己免疫疾患とアトピー性皮膚炎には、関係があるのではないかと言われています。

アトピー性皮膚炎を持っている方は、自己免疫反応に異常があるために肌が影響を受けてしまいます。

その免疫機能の異常が髪の毛にも及んでいると考えることができるのです。

実際に、アトピー性皮膚炎の子供は自己免疫疾患による円形脱毛症になりやすいという報告があります。

また、円形脱毛症の方の約40%の方が、アトピー性皮膚炎を持っていると言われています。

このように、円形脱毛症・自己免疫疾患・アトピー性皮膚炎の3つは、密接な関係があると言うことができます。

このような原因も、引き金は精神的なストレスであることが多くなっています。

そのため、ストレスを溜め込まないような生活を心掛けることが重要です。