円形脱毛症とかゆみについて

円形脱毛症はある日突然頭皮の一部分の髪の毛が抜け落ちるという病気を指し、頭皮のかゆみとは特に大きな関係性はありません。

かゆみに関係なく自己免疫疾患が原因で自分の免疫が正常な細胞を攻撃し、髪の毛が抜け落ちることで10円玉のようなハゲが頭皮に形成されます。

コインのように丸く脱毛するのが大きな特徴で、個人によっては1ヵ所だけではなく複数の箇所に多発するケースもあるのです。

脱毛班が単発の「単発型円形脱毛症」、複数の「多発型円形脱毛症」、脱毛が頭皮全体に及ぶ「全頭脱毛症」、脱毛が全身に拡大する「汎発性脱毛症」など様々な種類があります。

引き起こされている状態によって異なるものの、円形脱毛症を患っている患者さんの中には頭皮のかゆみを訴えることがあり、これは白癬菌と呼ばれる真菌が大きな原因です。

円形脱毛症が直接的な引き金となってかゆみを引き起こしているわけではなく、カビ菌の一種が皮膚に付着することで症状が悪化していると考えられます。

かゆみの程度が弱いとしても、真菌が露出された頭皮に付着すると範囲が広がりやすいため、早めに皮膚科を受診して適切な処置を施してもらうようにしましょう。

かゆみを伴う円形脱毛症で悩んでいる方には、医療用かつらの着用がおすすめされており、脱毛部分に装着することで外気と触れにくくなります。

外気との接触をできる限り避けていれば、治療を早められるため、医療用かつらは円形脱毛症の効果的な改善方法というわけです。

ただし、医師から丁寧な説明を受けるはずですが、医療用かつらの清潔さはきちんと保たなければなりません。

かゆみの原因となる真菌といった雑菌は、髪の毛から分泌される脂分を栄養源として繁殖していきます。

つまり、医療用かつらを装着し続けて汗をかき、その状態を放置していると雑菌が繁殖してかゆみの症状が悪化するので、頭皮の清潔さは重要なのです。

もちろん、これだけでは円形脱毛症の根本的な改善には結び付かないということで、個人の症状に合わせて病院ではSADBEという薬品を薄く希釈したものを脱毛部分に塗布していく治療が取り入れられております。

医薬品を塗布して皮膚をわざとかぶれさせ、発毛を促すことができるので、結果的に円形脱毛症の治療に繋がるというメカニズムです。

どのような症状にしても、円形脱毛症が悪化すると自然に解消しにくくなるため、自己判断で治療を行うのではなく皮膚科を受診して専門医による正しい処置を受けてください。