円形脱毛症と肝臓について

円形脱毛症は頭皮に引き起こされる症状なので、肝臓とは何の関係性もないと考えるかもしれません。

しかし、円形脱毛症の原因の一つとして肝機能の低下が挙げられ、脂肪肝を患って身体の免疫機能に異常が生じると頭皮や髪の毛にも悪影響が及びます。

脂肪肝とは中性脂肪やコレステロールが肝臓に蓄積する病気で、スムーズに血液が流れなくなる動脈硬化を始めとする様々な生活習慣病の引き金となるので危険です。

円形脱毛症は自分の免疫機能が正常な細胞を攻撃することで髪の毛が抜け落ちて頭皮に脱毛が生じやすく、脂肪肝によって免疫に異常が生じやすいので深く関わっていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

そこで、以下では脂肪肝を引き起こす原因について詳しく見ていきます。

 

・脂っこいものや甘いものの過剰摂取によってメタボリックシンドロームを引き起こしている

・ビールや日本酒などアルコールの過剰摂取によって肝臓の機能が低下している

 

動物性脂肪や糖質の過剰摂取が原因の「非アルコール性脂肪肝」と、お酒の飲み過ぎが引き金となる「アルコール性脂肪肝」の2種類に大きく分けられます。

以前はアルコールの過剰摂取だけが原因だと言われておりましたが、カロリー過多で引き起こす非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)も原因の一つだと分かりました。

円形脱毛症だけならば自然と治るケースはありますし、髪の毛が薄くなっても命に別状はありません。

しかし、脂肪肝の放置によって肝硬変や肝臓ガンへと症状が進行することも多いため、毎日の食生活で肝臓を労わってあげなければならないことがお分かり頂けるはずです。

お酒を飲み過ぎないように注意し、バランスの良い食生活を心掛けたことで数ヶ月で円形脱毛症が改善されて元の状態に戻ったという話は良く聞きます。

自己免疫機能は身体の中で最もデリケートな毛根から破壊しやすいという特徴があり、円形脱毛症は肝臓の機能低下のサインだと捉えられるのです。

健康診断や人間ドックで取り入れられている腹部超音波検査や、血液検査で「ALT(GPT)」「γ-GTP」「AST(GOT)」の数値を調べることで脂肪肝を患っているかどうか調べられます。

肝臓の機能が低下して絶対に円形脱毛症を引き起こすわけではありませんが、頭皮は影響を受けやすい部位だと考えておいた方が良いでしょう。

身体の外側からのケアだけではなく、内側からの対策も心掛けて健康体を手に入れられるように努力してみてください。