金属アレルギーによる円形脱毛症について

個人の症状や体質によって異なるので一概には説明できないものの、金属アレルギーが原因で円形脱毛症が引き起こされることが分かりました。

金属アレルギーとは接触皮膚炎のことを指し、下記のような過程で発症します。

 

@金属製の物を着用したり触れたりする

A汗によって金属の成分が少しずつ溶け出す

B溶けた金属がイオン化して体内へと行き渡る

C体内のタンパク質と結合してアレルギーの原因となるアレルゲンへと変化する

D体内でアレルゲンに対する抗体が作られる

E抗体がアレルゲンを発見した時に過剰に反応して金属アレルギーを発症する

 

金属アレルギーを引き起こす代表的なものが水銀やニッケル、パラジウムやコバルトで今までは特に問題がなくても、成長する過程で体質が変化して急に発症するケースも少なくありません。

基本的にネックレスやピアスで肌に引き起こされやすいのですが、円形脱毛症に繋がるリスクもあると2015年の4月に日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」で放送されました。

恐らく、「身体に装着した金属からイオンが体内へと溶け出した」⇒「体内の免疫が異物と見なして攻撃した」⇒「頭皮への影響が大きく毛母細胞がダメージを受けて抜け毛の量が増えた」⇒「次第に円形脱毛症の範囲が広がった」と考えられます。

テレビで円形脱毛症を訴えていたのは村井陽子さんという女性で、歯医者で虫歯の治療をして詰めた銀歯(ニッケル)に原因が潜んでいたようです。

金属アレルギーも免疫の異常によるものですし、円形脱毛症は自己免疫疾患が大きな原因なのでハゲてしまったとしても不思議ではないでしょう。

どのような原因にしても、金属アレルギーが引き金となっているのならば、その根本的な要因を取り除く必要があります。

今現在では円形脱毛症を100%治す治療法は存在せず、下記のような状態で悩まされてしまうかもしれません。

 

・シャンプーを刺激の弱いものに変えても治らない

・外用薬を塗布しても治らない

・内服薬を服用しても治らない

 

自然治癒やセルフケアでは改善しないケースも珍しくないので、自分であれこれと対策を練る前に一度皮膚科を受診して専門医の診察を受けてみてください。


アトピーによる円形脱毛症

円形脱毛症の中で、アトピーによって脱毛が引き起こされる症状をアトピー性円形脱毛症と言います。

これは、アトピーが原因で髪の毛の免疫に異常が発生すると言われています。

また、円形脱毛症の患者の約4割の方が、アトピーを持っているという報告があります。

中々治りにくい円形脱毛症の場合は、アトピーを併発している可能性があるのです。

アトピー性円形脱毛症の症状は、1箇所に集中する場合と、頭部のあちこちに発生する場合があります。

通常の円形脱毛症と同じように個人差があると思って良いです。

アトピー性円形脱毛症が悪化すると、汎発性円形脱毛症と同じような症状になってしまいます。

つまり、頭の髪の毛だけではなく、全身の毛が抜け落ちてしまうのです。

アトピーの原因は環境的な要因や体質的な要因が考えられます。

免疫機能が壊れ、自分の体を攻撃してしまう自己免疫疾患も原因の一つとして考えられています。

アトピー性円形脱毛症の治療は、アトピーを治すと共に円形脱毛症の治療も並行して行わなければなりません。

皮膚科に行くことで、内服薬や外用薬を処方してもらうことができます。

また、ストレスを溜めないようにリフレッシュすることが大切です。

時間をかけた心のケアが非常に重要になってきます。